ホテル予約エンジン - Go Toトラベルにも活用されているクーポン機能

ブログ記事も第10回になりますが、今回は世間を賑わせているGoToトラベルキャンペーンにも適用できるクーポン機能について説明していきます。
私自身が過去にAmazonで働いていたこともあり、クーポン機能というのはEC業界のみならず、ホテルの予約業界に置いても一般的な機能であるものと信じ込んでおりました。しかし、今回GoToトラベルキャンペーンが開始されるとクーポン機能を有している予約エンジンが意外にも少ないことがわかり正直驚いています。
今回は、一般的に機能として存在するクーポン機能と、ホテル業界にて有効と考えるクーポン機能に関して解説していきます。
クーポン機能は大きく分けて3種類あります。
オープンクーポン機能
クローズドクーポン機能
個別クーポン機能
1のオープンクーポン機能は、GoToキャンペーンにも活用しているように、どのお客様でも「GOTO2020」のように同じクーポンコードを入力することで割引が適用できるクーポンになります。更に細かくパターンを分けると、何度でも使用できるタイプと一度しか利用できないタイプが存在します。
2のクローズドクーポン機能は、お客様がクーポンを手入力せずとも、特別なリンクをクリックした際に適用されるクーポンです。例えば、SNSの投稿記事にクーポン適用リンクを設定しておくと、お客様はそのリンクをクリックすることで自動的にクーポンが適用できます。こちらももちろん何度でも使用できるタイプと一度しか利用できないタイプが存在します。
3の個別クーポン機能は、主にメルマガに使用するケースが多いのですが、お客様個々人に向けてクーポンを発行する仕組みです。この場合、対象のお客様しかクーポンを使用することができません。こちらも何度でも利用できるタイプはあまり存在せず、基本的にはお客様に対して一度きりの利用のために個々人向けにクーポンを発行するのが主です。



こちらが、GoToトラベルキャンペーンのクーポン適用例になります。triplaでは3種類あるクーポンのうち1のオープンクーポンタイプを活用してGoToトラベルキャンペーンに対応しております。いち早く第三者機関にも登録できた理由は、こちらのクーポン機能が備わっていたためです。
triplaではオープンタイプに加えてクローズドタイプも対応しております。クローズドタイプのクーポンはシークレットクーポンという名称にて設定が可能となっています。
それでは、ホテル特有っというかGoToトラベル特有のクーポン機能について説明していきます。一般的にクーポンプロモーションは、期間を設定する時に、クーポンが使用できる期間を設定できます。ECではこの設定方法しかありません。しかし、ホテル業界では、クーポンが設定できる期間に加えて、対象プランが購入可能な期間も設定できた方が良いのです。もう少し詳細を説明します。GoToトラベルでは、2021年1月31日の宿泊予約のみが対象となります。ですので、クーポンがそもそも使用できる期限は2021年1月31日とする必要がありますが、クーポンの適用可能日も2021年1月31日までとして2021年2月1日以降の宿泊には同一の宿泊プランであっても適用外にする必要があります。この機能は実はtriplaでも開発しており近日中にリリースになります。
次に、予算管理機能です。クーポン適用予算に達したのでクーポンの使用を制限することはこれまで難解でした。クーポンプロモーションを実行する場合、通常はそのクーポンプロモーションの適用範囲や期間など詳細を記述したLanding Pageを設けてその中で詳細を説明するためです。予算達成後にプロモーションは終了しますと言ったクーポンプロモーションは通常なく、普通は期間を定めてプロモーションは終了します。今回のGoToトラベルは予算終了と共にプロモーションも終了するため非常にトリッキーなプロモーションであるのです。triplaではこの予算管理機能も開発しており近日中にこちらの機能もリリースになります。
こちらの記事を見ていただいた宿泊施設の皆様、今からでも遅くありません。是非、triplaホテルブッキングを活用してGoToトラベル施策を成功させてください。triplaでプロモーションを実施し、その後、管理画面からプロモーション履歴をダウンロードすることで報告が完了します。