ホテル公式サイトのポイントの有効利用

一般的に日本はポイント王国と言われています。どの企業も自社ポイントを発行し、消費者もポイントを貯めることが大好きです。私自身でも管理しているポイントプログラムは楽天ポイント、dポイント、JREポイント、Amazonポイント、サミットポイント、ヒルズポイント、Tポイント、小田急ポイント、JALマイル、ANAマイルと10種類のポイントもしくはマイルを貯めています。
昔は財布の中に大量のポイントカードが入っていて分厚くなった財布を持ち歩いていましたが、そのライフスタイルから解放されるべく、全てのカードを財布から抜き去り、アプリもしくはWebでポイントを管理するライフスタイルとしました。上記に並べた10種類のポイントプログラムは全てアプリで管理しています。他にもアプリを介さずWeb限定でのポイント管理もいくつかしています。例えばETCマイレージはアプリがないのでWebで管理しています。
私と同じポイント生活に切り替え、財布から全てのカードを抜き去った方は多いのではないでしょうか? まだの方は是非全てをWebに切り替えてください。ストレスから解放されます。
世の中のポイント利用のランクですが、こちらを参考にすると、「Tポイント」(66.9%)、「楽天スーパーポイント」(54.4%)、「Pontaポイント」(47.9%)、「dポイント」(28.5%)、「Amazonポイント」(25.2%)とのことです。
triplaでは契約ホテルが会員プログラムとポイントプログラムを展開できるサービスを標準機能として提供しています。オプション料金無しで利用することができます。会員プログラムは、会員になるとX円引きといった会員プロモーションやFacebookやLINEでログインができるソーシャルログインを活用して会員獲得が実現できるため、チェーンホテル・小規模ホテルを問わず展開することができるため利用が進んでいます。
一方で、ポイントに関しては規模感があるチェーンホテルに利用が限定されています。なぜなら、単館の旅館にてポイントプログラムを展開しても、宿泊時にポイントを付与してとしても、同じ旅館にリピートしたときのみにポイント利用ができるが、その時までのポイント積算をお客様が覚えているのはハードルが高いためです。
では、単館の旅館ではポイントはインセンティブにならないのでしょうか? 現状の公式Webサイトから予約されるお客様にとってはポイントがインセンティブにならないことはわかりますが、楽天トラベルから予約するお客様のインセンティブはなんでしょうか? 多くの場合、楽天ポイントが貯まるからであると想定できます。宿の予約手段を選択する理由がポイント積算の有無であることが想定できます。
こうしたポイントハンターのお客様に公式Webサイトから予約をしていただける機能をtriplaは今回リリースしました。それがVoyage Group様が展開するデジコサービスとtriplaを介して発行するホテルポイントの連携です。triplaでデジコポイント交換を有効にすると、公式Webサイトで発行したポイントがデジコを介してAmazonポイント、Googleポイント、Appleポイントに変換することが可能になります。そしてなんと等価交換となり、1,000ポイントを交換したい場合、Amazonの1,000ポイントに変換できます。

デジコのサービスを利用することで、これまで楽天ポイントが貯めたいがために楽天トラベルで予約していたお客様が、Amazonポイントに交換できるなら公式Webサイトから予約しようかというカスタマージャーニーの変化を生み出すことが可能になります。結果として、公式Webサイト経由の売上が伸びOTA手数料の削減にもつながっていきます。具体的な施策としては、楽天スーパーポイントは通常宿泊料金の税抜き価格の1%が付与されています。30,000円の宿泊料のお部屋を予約したら300ポイントが付与されます。一方で、公式Webサイトで2%を付与することで、600ポイントを付与できるため、Amazonポイントとしては600ポイントとなりお客様はお得になります。公式WebサイトではOTA手数料もかからないわけですので、お客様還元を増やすことで利益を増やすことができるわけです。
是非、こちらの機能を活用し、お客様利便性の向上に活用していただきたいと考えています。